これくらいの家が理想です!【お手本リノベ】

リノベーションで理想の暮らしを叶えたいと考えている方は多いでしょう。
しかし、具体的にどのようにリノベーションを進めれば希望の家が実現するのか、実際にはよくわからないという方もいるのではないでしょうか。

今回は、理想的な住まいのためのリノベのポイントや進め方、リノベーション業者の選び方などについてご紹介します。ぜひ参考にしてください。

目次

1. 理想の家をリノベで叶えるポイント

はじめに、リノベで理想の家を実現するポイントを詳しくご紹介します。

(1)リノベーションの目的を明確にしておく

まずはリノベーションの目的を明確にすることが大切です。
「家族がリビングに集まる家にしたい」「趣味を楽しめる個室がほしい」「子どもたちがのびのび遊べる広いリビングにしたい」など、
具体的に叶えたい暮らし方を出してみましょう。

間取り以外にも、夏も冬も家のどこにいても快適な温度の家にしたいなど、建物の性能についても出しておくとより具体的なリノベの計画につながります。
また、要望を出すときには、優先順位も付けておくと後で予算とのすり合わせをする際に、整理がしやすくなります。

(2)収納とコンセントの位置は妥協しない

収納とコンセントの位置は、最初からしっかりと希望を取り入れるようにしましょう。
収納は家族構成やライフスタイルに合う適切な収納量を確保しないと、結局は物が溢れて片付かず、
せっかくリノベで素敵な住環境になっても魅力が半減してしまいます。

「収納のための家具を後から購入すればよいのでは?」と考えるかもしれませんが、
家具を置くとスペースがどんどん狭くなることや、空間の雰囲気にマッチした家具以外の場合、ちぐはぐになる可能性があります。
もし収納家具を取り入れるとしたら、調度品としてコーディネートできるようなものに留めるのが、スッキリと快適に暮らすコツです。

また、コンセントの位置はとても重要です。必要な場所にコンセントを配置していないと、延長コードだらけということにもなりかねません。
コンセントの位置を計画段階から取り込むには、家具や家電の配置、パソコンや携帯の充電などをどこで行うかなど、
実際に暮らしながら使うイメージをして配置することが大切です。

(3)リノベーションで重視したい内容によって業者を選ぶ

どのようなリノベーションをしたいか重視したい内容により、得意とする業者を選ぶこともポイントです。
水まわりリノベや耐震リノベなど、構造や設備のリノベが得意な業者に、間取りやデザインの相談をしてもちぐはぐになってしまいます。
バリアフリー化のリノベ、断熱リノベやスケルトンリノベなど、リノベと言ってもたくさんの種類があります。
やりたいリノベの実績を多く持つ業者を選べば、参考になる提案も期待できるでしょう。

業者の得意なリノベと希望するリノベの種類がマッチするかどうかを、業者選びのポイントに入れておくとスムーズです。
   

2. 一般的なリノベーションの進め方

次に、一般的なリノベーションの進め方についてご紹介します。

(1)物件購入の流れ

① 中古物件探し~購入申し込み

リノベ物件の購入からはじめる場合は、まずは条件に合う中古物件探しです。
リノベを想定しての物件選びになるため、立地条件などの機能的な部分も考慮しながら、リノベの予算と併せて計画することになります。

中古物件の内装を新しくするだけとは違い、リノベで間取りを変えるなど大規模リノベを検討しているなら、
物件選びは理想的なリノベを実現できるかとても重要なポイントです。
どんな物件を選べばよいかわからないという方は、リノベの実績を豊富に持つ専門の会社に相談するのがよいでしょう。

気になる物件が出てきたら、必ず内見します。
物件そのものを確認する意味もありますが、近隣の雰囲気や利便性なども一緒に確認します。
近隣状況はできれば、日中と夜の2回に分けて確かめておきましょう。
場所によっては時間帯でガラリと雰囲気が変わることもあります。

物件を選ぶ際には、同時にリノベーションの見積もりも依頼します。
できるだけ詳しい工事内容を明記してもらうと、購入後のトラブルを防ぐことにつながります。

② ローン事前審査

一般的に、物件の見積もりと同時進行でローン事前審査を申し込みます。
自分たちがどのくらいローンを組めるのか、どのくらいの返済計画ができるのか、最終的に物件の予算にも影響しますので早めに動きましょう。

③ 物件購入契約

物件の購入意思が固まったら、買い付け申し込みをします。
中古物件など不動産物件は、口頭での仮押さえなどはできません。
物件の優先交渉権を得るには買い付け申し込み書を記載し、一般的には手付金などを支払います。

④ ローン本審査

物件が決まったら、ローン本審査に進みます。
本審査といっても、仮審査でほとんど審査は完了していますので、必要な書類を添付することや、申込書の作成になります。
本審査(本契約)、物件の売買契約を進めます。

⑤ 引き渡し

物件の残代金の支払いとローンの実行、物件の引き渡しは同時に行われるのが一般的です。
同時に行う都合上、ローン契約を行った金融機関で進めますが、物件の名義変更もするため、司法書士が立ち会い法務局に名義変更の手続きを行います。

(2)リノベーションの流れ

① リノベーション会社選び

物件購入後にリノベーション会社を選ぶこともありますが、おすすめは物件選びの段階からリノベ会社を選んで一緒に進めていくことです。
いずれ、早い段階で会社選びを進めます。

② 現地調査

現地調査とは、リノベする物件を直接見ることです。
現況がどのようになっているか、またどのようなリノベが可能なのか、現地調査はとても重要な位置づけです。
希望するリノベが出来るのか、現地調査を行うことで判断できることが多く、またある程度の費用の想定も可能でしょう。
リノベ会社とお互いのイメージのすり合わせを行うためにも、現地調査は必ず両者が立ち合うのが基本です。

③ リノベーションプラン・見積もり

現地調査ですり合わせた内容をもとに、リノベーションプランと見積もりが提示されます。
1回目のプラン提示で決まるのは稀なことであり、予算を含めて何度かプラン修正をして最終的な計画へと進めていきます。
さまざまな判断が求められる工程で施主側も大変ですが、ここで安易な判断、妥協を行うと後で後悔することもあるため根気強く話し合いましょう。

④ ローン事前審査

リノベーション費用をローンで検討している場合は、プランと概算見積もりが出たら事前審査を行います。
物件購入とリノベ費用を一緒に事前審査をすることもあります。
金融機関とも事前に相談しながら進めます。

⑤ 工事契約

リノベーションプランと費用が確定したら、工事請負契約を締結します。
契約後にリノベ工事に変更があった場合は、増減の変更契約書を交わすこともあります。

⑥ ローン本審査

工事請負契約書を金融機関に提出し、ローン本審査を行います。
仮審査ですでに条件などは確定しているため、本審査では書類の作成となることが多いでしょう。

⑦ 工事開始

融資が確定したら、リノベーション工事が開始されます。
工事の内容により異なりますが、解体工事、配管工事から取り掛かり、下地工事や造作工事、内装工事へと進みます。
工事中はできるだけ足を運び、打ち合わせ内容と相違ないかこまめに確認するとよいでしょう。

⑧ 入居

工事完成となり、竣工検査で問題なければお引き渡し、入居となります。
入居前に引越しの段取りや家具家電製品の準備、公共料金などの手続きなど入居後にスムーズに暮らせるよう準備しておきましょう。

(3)物件探しから入居まで

リノベーションを前提とする中古物件を探す際には、中古物件の購入をして、リノベ会社に依頼するという2段階の流れになります。
さらに、ローンの審査は物件の購入費用とリノベーションプランの両方を合わせて行うため、タイミングを合わせる必要があります。
しかし、不動産部門があるリノベ会社であれば、物件購入とリノベーションの工程を一度に集約できるため、手間がかかりません。

また、あらかじめリノベーションをすることを想定しての物件選びから施工業者に相談しながら進めることができれば、
リノベのプランも作りやすく、必要な工事も最低限で済む場合があります。
費用を抑えて理想のリノベを実現しやすいでしょう。
そのため、物件探しから入居までワンストップでできるリノベ会社がおすすめです。

コラム:ローン審査の注意点

物件選びやリノベーション計画とローン審査は同時進行します。
万が一ローン審査が通らなかったり、減額などの条件が付いたりすることもあります。
審査の結果により物件やリノベの計画を見直しすることもあるため、ローン審査を別々の会社で行っている場合は、
なかなかスムーズにいかない可能性があります。
どのような場合においても迅速に進めるためには、一定の時間の余裕を持ち、物件から入居まで一貫して進められることが望ましいでしょう。

3. リノベーション業者の選び方のコツ

最後に、リノベーション業者の選び方のポイントをご紹介します。

(1)新築を建てられる技術力・設計力のある業者

理想のリノベーションを実現するには、新築を建てられる確かな技術力と、新たな暮らし方を提案できる設計力のある業者であることがポイントです。
建築士など有資格者の在籍や、リノベの豊富な実績も重要です。
資格者の有無や実績は業者のホームページなどでチェックするとよいでしょう。

また、最近は施工事例を動画で詳しく紹介しているケースもあります。
動画は画像のみよりも品質が判断しやすいため、技術力に自信がある業者といえます。
依頼を予定している業者のホームページに施工事例の紹介動画があればぜひ確認してみましょう。

(2)見積もりの内容が明確

リノベの見積もり内容が明確であることも、よい業者かどうかを見分けるポイントです。
しっかりと計画し見積もりを作成している業者は、不明な点の質問に対してしっかりと丁寧に根拠を示して答えてくれます。

しかし、ほとんどの工事を「一式」という項目でいわゆる「どんぶり勘定」の見積もりは、本当にイメージ通りのリノベに対応できるか不安が残ります。
専門用語などでわかりにくい項目もあると思いますが、見積もりがどのように作成されているか、できるだけ詳細な部分にも目を通しましょう。

(3)得意分野がはっきりしている

イメージ通りのリノベを行うには、自分たちが思い描く住まいづくりを得意としている業者を選ぶことです。
実績をみて、どのようなリノベを得意としているか事前に確認するとよいでしょう。

たとえば、弊社はリノベでも新築でもコンパクトハウスの設計とお客様に寄り添ったプランニングを得意としています。
もしコンパクトハウスや細やかなご希望を具体的なプランに起こしてみたいなどのご要望がありましたら、お気軽にご連絡ください。

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(4)不動産部門があるリノベ業者は手続きがラク

上述でも触れましたが、中古物件の購入とリノベをワンストップで行える業者の方が、購入から入居までのさまざまなステップで進行がスムーズです。
そのため、不動産部門を持つリノベ業者がおすすめです。

(5)クライアントの要望を否定せず、親身になってくれる会社の姿勢がある

物件購入からリノベ工事、入居までの期間は意外と長いものです。
リノベのプラン相談なども含めて親身に対応してくれる会社が、結局はリノベを成功させるポイントになります。
自分たちの話もしっかりと受けとめてくれて、適切なアドバイスや提案をしてくれる会社が理想的なリノベ業者といえるでしょう。

クライアントに対してどのような対応をしているかは、会社の評判を調べたり、動画のコメント欄などでも確認できます。
業者選びの際は、ぜひ参考になさってください。

まとめ

今回は、理想的なリノベを実現するポイントや、入居までの流れ、業者を選ぶコツなどをご紹介しました。

後悔しないリノベができるかは、業者選びが重要なポイントです。
物件選びからリノベ、入居まで一貫して対応できる業者でスムーズなリノベーションを進めてみてはいかがでしょうか。