リノベを支援する補助金・助成金とは?【八尾市周辺エリア】

住宅のリノベーションを計画しているなら、活用できる補助金・助成金について知りたいと考えている方は多いでしょう。
しかし、補助金の種類がたくさんあってどれがリノベで活用できるのか、
また自分たちの工事が対象となるのか「よくわからない」という方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、八尾市周辺の住宅リノベーションで利用できる補助金・助成金について対象工事や申請の流れ、補助金についての疑問なども詳しくお答えします。
補助金・助成金を活用して少しでもお得にリノベできれば、浮いた予算でグレードアップすることも可能です。ぜひ参考にしてください。

目次

1. 八尾市周辺でリノベを支援する補助金・助成金

(1)全国で使える補助金・助成金

全国で利用できる補助金・助成金は次の通りです。

補助金・助成金の種類内容申請期間
こどもエコ住まい支援事業原則、1戸あたり上限30万円(60万円)2023年3月31日~予算上限に達するまで
(遅くとも2023年12月31日まで)
先進的窓リノベ事業1戸あたり上限200万円工事請負契約期間:
2022年11月8日~遅くとも2023年12月31日まで
給湯省エネ事業家庭用燃料電池:15万円/台
電気ヒートポンプ等:5万円/台
工事請負契約期間:
2022年11月8日~遅くとも2023年12月31日まで
長期優良住宅リフォーム推進事業上限250万円2023年5月8日~2023年12月16日まで
既存住宅における断熱リフォーム支援事業上限120万円2023年6月23日~年数回
次世代省エネ建材の実証支援事業上限400万円2023年5月8日~年数回

(2)八尾市で使える補助金・助成金

八尾市で利用できる補助金・助成金は次の通りです。

補助金・助成金の種類内容申請期間
介護保険(住宅改修)上限20万円随時
介護保険(日常生活用具)上限20万円随時

(3)八尾市周辺エリアで使える補助金・助成金

八尾市周辺エリアとなる、柏原市・藤井寺市・松原市・大阪市・東大阪市で利用できる補助金・助成金は次の通りです。

柏原市
補助金・助成金の種類内容申請期間
重度身体障害者住宅改造助成最大:工事費の1/2随時
木造住宅耐震改修補助 最大60万円随時
藤井寺市
補助金・助成金の種類内容申請期間
木造住宅耐震改修補助事業最大60万円随時
重度障害者住宅改造助成事業最大30万円随時
松原市
補助金・助成金の種類内容申請期間
木造住宅耐震改修工事等補助制度最大60万円随時
重度障害者住宅改造助成事業最大60万円随時
大阪市
補助金・助成金の種類内容申請期間
民間戸建住宅等の耐震診断・改修等補助制度最大100万円随時
空家利活用改修補助事業最大300万円2023年12月15日、または28日まで
東大阪市
補助金・助成金の種類内容申請期間
耐震改修補助制度最大100万円2023年12月31日まで
重度身体障害者住宅改造助成事業最大50万円随時

2. 補助金・助成金の申請の流れ

(1)申請の流れ

一般的な補助金・助成金の場合では、リノベーションに着手する前に申請が必要です。
申請後、補助金の認定が出てから工事を行い、工事が完了したら完了報告を行います。
申請書の詳しい流れ、申請書類は補助金事業により異なりますので、申請予定の補助金のスケジュールをチェックしましょう。

申請の手続きをリノベ施工会社が代行するケースもありますので、詳しく確認できない場合は相談することをおすすめします。

(2)補助金・助成金を受ける条件とは

住宅リノベの場合、その多くが住宅の所有者であること、また居住している住宅であることが条件の一つとされています。
加えて、それぞれのリノベ事業の要件を満たす工事内容であることが求められます。
対象とする補助金事業の内容に合致するか、事前に調べておきましょう。

(3)注意するポイント

必要な書類を準備することはもちろんですが、申請期間や工事完了期間も事前に確認することが必要です。
申請期間は間に合ったとしても、完了報告の期日までにリノベ工事が終わらないと補助金が受けられない可能性がありますので気を付けましょう。

3. 補助金に関するQ&A

(1)少しでもお得にリノベする方法は?

まずは、どのようなリノベの補助金・助成金があるか調べましょう。
補助金事業は国のほかにも、各地方自治体で独自に行っている場合があります。
自治体の窓口やお近くのリノベ施工店などで相談してみましょう。

(2)今話題の「こどもエコすまい支援事業」ってなに?

こどもエコ住まい支援事業は、子育て世帯や若者夫婦世帯などエネルギー価格高騰の影響を受けやすい世帯を支援するため、
省エネ改修を行う場合に一定の費用を補助するものです。
カーボンニュートラル推進のため省エネ住宅の下支えを行う目的があります。
具体的には、断熱改修やバリアフリー改修、エコ住宅設備の採用などが対象です。

(3)どんなリノベなら補助金がもらえるの?

それぞれの補助金事業が提示する要件やリノベ施工内容に合致するなら、補助金対象となります。
また、戸建ての場合は、住宅の所有者であることや居住していることなどが要件となることもあります。

(4)時期によってもらえない補助金があるの?

補助金事業には、一般的に申請期限、完了報告期限が設けられています。
そのため、期限内に申請できない場合や、完了報告が出来なかった場合には補助金が受けられない場合があります。
補助金事業により、1期、2期と年間で申請期間を細かく設定しているものもありますので、事前に確認しておきましょう。

(5)自分の考えているリノベだとどのくらい補助金がもらえるの?

それぞれの補助金事業により、補助金の金額は異なります。
また、対象リノベの要件や収入要件などにより補助金の上限も変わります。
計画している補助金の内容を調べてみましょう。

(6)補助金の申請って誰がやるの?

補助金の申請者は基本的に住宅の所有者になります。
そのため所有者個人が申請を行いますが、申請にはリノベにかかわるさまざまな書類が必要になることも多く、これらの資料を作成してくれるリノベ施工会社が代行して行うことも可能なことが多いでしょう。
補助金対象の詳しい判断なども個人では難しい場合もあるためリノベ施工店に相談することをおすすめします。

(7)ご当地補助金はあるの?

上述でも触れましたが、国の補助金事業のほか各自治体でも独自の補助金事業を行っています。
要件や補助額も自治体により異なりますので、ぜひ積極的に調べてみましょう。

(8)補助金活用のメリットとデメリットは?

補助金を活用することの大きなメリットの一つは、リノベ費用の負担が少なくなることです。
補助金は支給されるものであり住宅ローンのように返済は必要ありません。
少しでも費用負担を少なくするためには補助金活用が有効です。

また、浮いた予算でグレードの高いリノベ工事を行うことも可能です。
設備や内装をグレードアップしたり、当初は計画になかった間取り変更をしたり、よりよい環境づくりに役立ちます。

一方、補助金事業について調べたり書類を作成したりするなど、手間がかかるのがデメリットです。
着工前の申請はもちろん、完了報告までしっかりと行う必要があります。
申請者が対象であることも必要となり、どのような要件なら補助金対象となるのか事前にしっかりと確認しなければなりません。
補助金の種類、申請の仕方などなかなか個人で対応が難しい場合は、補助金がきちんと受けられるようにリノベ施工店に相談するとよいでしょう。

まとめ

今回は、リノベで活用できる補助金・助成金の種類や申請の流れ、補助金を活用する際のよくある質問などをご紹介しました。

国が行う補助金事業のほかにも、八尾市や周辺地域が独自で行う事業もあります。
それぞれの要件や申請期間などを確認して、お得なリノベを実現しましょう。